ヨサクファーム

代表 愛敬義弘

●就農までの経緯、きっかけは?

2021年8月から埼玉農林公社の就農予備校の入門コースに入り、22年からは埼玉県農業大学校有機コースに通いはじめました。人生の折り返しの40歳で、それまで勤めていた会社も退職し、自然の中で将来もずっと続けられる仕事をしようと思ったことがきっかけです。それと、ニラが大好物なうちの娘が、学校の授業で将来の夢について“ニラ農家”と発表したことも間接的には影響したかもしれません(笑)。新規就農で農業をはじめるにあたって、差別化・ブランディングを考えて農薬を使わず有機栽培で野菜を作ろうと考えました。

●現在の営農状況について

作付面積は2.5反です。少量多品目ですが、特にニンジン、カブに力を入れたいと思っています。飲食店や自然食品店のほか、直売所の委託販売やイベント出店でも販売しています。なるべく地域のコミュニティの中で、顔が見える人たちに販売していきたいと思っています。

それと、野菜作りをしていく中で、生ごみを活かして堆肥を作ることに興味を持つようになりました。地域から出される生ゴミをその地域で堆肥化するというサイクルを生み出すことで、コミュニティとして資源化できるのではないかと考えています。

●これからの課題、チャレンジしたいこと

野菜作りと同時に地域の資源循環に貢献したいですね。もちろん野菜の作付面積も広げたいですが、トラクターやハンマーナイフなど農業機械の導入や、倉庫、調製作業の場所など必要なものはたくさんあります。機械などはすぐに買えないかもしれませんが、レンタル出来るものは借りたりしながら進めていきたいと思います。