菜の花農園

代表 本田日明

●就農までの経緯、きっかけは?

実は本業は米穀店なのですが、会社員をやめて家業を継いだときに、米農家さんなどの生産者が減っていく現状を目の当たりにして、自分でも何か出来ないか?と思ったのが農業をはじめたきっかけでした。それまでに野菜作りなどの経験はなかったのですが、5年前に埼玉農林公社の就農予備校の入門コースに入り、その後、知り合いの畑を借りたりしながら、農薬を使わずに野菜作りをはじめるようになりました。本業が米穀店ということもあり、野菜だけでなく、田んぼで米作りもやりたいと思っています。

●現在の営農状況について

いまの作付面積は1.2反ぐらいで、ジャガイモ・タマネギ・ニンニクなどを栽培しています。もともと将来の食料自給が農業をはじめるきっかけだったので、自然と保存が可能な品目が中心になっていますね。最近では鶏も飼いはじめて自給自足が出来ればと良いなと思っています。その他、野菜乾燥機や製粉機を購入して、乾燥野菜や米粉の製造などもいろいろ試しています。

●これからの課題、チャレンジしたいこと

もっと作付面積を広げたいですね。野菜では保存がきくものの他、葉モノ野菜もやりたいですし、もちろん水稲もやってみたい。面積が広がればトラクターなどの機械も必要になりますね。それと、もみ殻や米ぬかといった米関連の資材は身近で手に入りやすいので、それらを使った肥料作り、土づくりにも力を入れたいと思っています。実は趣味で木工細工もやっているのですが、制作過程でおがくずやチップが出るので、これも堆肥として活用できないか?と考えています。