●就農までの経緯、きっかけは？

公務員在職中から有機農業には興味があり、川口市で行っていた農薬を使わない農業塾に通い、その後、就農予備校に通いました。定年退職後は、埼玉県農業大学校（有機農業専攻）に入学し、その後、見沼たんぼで営農を開始したのですが、同時に有機農業で有名な小川町の霜里農場にも研修で通わせていただくようになり、これは現在でも続いています。農地については川口市ではなかなか見つからず、就農予備校で通い慣れた見沼たんぼで就農することにしました。

もともとは農家出身ではありませんが、就農にあたっては妻が背中を押してくれたり、実は息子も大学の農学部を卒業して農業関連の仕事をしていたので、あまり抵抗感なく農業をはじめられるような環境だったのかもしれませんね（笑）

●現在の営農状況について

現在は2か所の畑で合計3反弱ぐらいになります。品目は少量多品目で、ブロッコリー、キャベツ、ニンジン、ネギなどいろいろと栽培しています。販路は複数の直売所やイベントでの販売がメインです。

●これからの課題、チャレンジしたいこと

もともと自給できる農家をめざしていて、加工品などにもチャレンジしたと思っています。農業を応援してくれている妻は、私の野菜を使ったキッチンカーや弁当販売、飲食店なども興味をもっていて、実現できればと思っています。そのためにも生産規模を拡大するためのビニールハウスや倉庫、機械置場などの設備を充実させたいと思っています。